承続:新中国新発見書法主題大展-2

更新日:2025年02月15日
図録の見比べ確認

●図録の見比べ確認

 さらに筆者が最も感動したのは以前、筆者が本誌に記述してた青銅器出土のニュースです。2003年1月19日、陝西省宝鶏市梅仙県長興鎮楊家村の裏山からレンガ作りのための土を採取していた農民五人が、27点もの大量の青銅器群を発見、そのなかの「西周★(しんにょう+來)盤」は中国成立後に発見された青銅器の最長銘文372文字で、その内容は?家八代の主と、その主が仕えた西周王室(文王より孝王までの12王) との関係が鋳込まれていました。この青銅器発見は、周代の王族の名称や在位年数を始め、多くの歴史的に不明だった史実が明らかになる重要文物であったことから、彼らの発見と保護、県への通報は世紀の一大発見「盛世吉金」と評価され、政府は農民5人に対し年収の10年分以上にあたる2万元(当時約28万円)を報奨金として贈呈しました。

 出土から2か月後、筆者は北京の中華世紀壇で開催された「盛世吉金 陝西宝鶏眉県青銅器窖藏特別展」を観に訪中しました。その時に手に入れた図録には全ての器物や出土状況がカラー写真で紹介されていますが、今回展の図録と見比べながらより詳細に★盤銘文を確認するとともに改めて文献資料の大切さを実感しました。

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