【減肥-2】VOL.1
●中国の痩身専門店とダイエットサプリ「曲美」
新年おめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。お正月って呑んで食べて、そして運動しない。体重オーバーが気になるところですネ。
最近我が国では健康や美容に関する関心が高く、その影響からかスパやエステが大流行し、業界は大変潤っているようです。女性なら誰しもほっそりとした体型やメリハリのある体型に憧れるのは当然のようで、「スリムになりたい」とか「スタイルを保ちたい」と思うのは、我が国同様中国の女性も同じと言えるでしょう。
中国では昔から北方人は背の高いスリム系が多く、逆に南方人はずんぐりむっくり系が多いと言われてきました。しかし改革解放の影響からか、とくに最近は食糧事情の変化が激しく、例えばファーストフードなどの流行のせいで肥満に悩む若い女性や小胖子(肥満児童)が増えてきました。そのため若い女性の間では減肥(ダイエット)に関する意識が高まっており、新聞・雑誌を始めテレビやラジオのCMなど、多くのメディアでも宣伝広告を見かけるようになりました。
しかしながら人間は誰しも自分には甘いもので、自己流ではなかなかダイエットの効果を得られなかったり、または効果が出るまでに挫折してしまいがちです。痩せたいけれど食事制限は辛い。かと言って運動をするのも面倒。誰でも楽して痩せることが出来ればそれに越したことはありませんが、それに加えて出来ればすぐにでも痩せたいと思うのも人情だと思います。そんな女性のさまざまなニーズ(わがまま)に応えたエステティックサロンが、中国都会部のあちこちにオープンしています。
看板に「三日痩(三日で痩せる)」と書いて即効性を訴えたり、食欲を抑えられないという女性のために「不節食(節食しない)」と宣伝するお店も出現しています。それらのお店のなかには「お支払いは効果が出てから」と強気な文句を看板に書くくらいその技術に自信を持っているお店もあるようです。
また人目や金額を気にしてサロンに行くことを躊躇する人の味方が健康補助食品、いわゆる「ダイエットサプリ」といわれるもので、中国でもたくさん販売されています。過去には日本の厳しい薬事法の関係で問題になったこともありましたが、中国のダイエットサプリが全て危険なわけではありません。
ただし厚生労働省が公表した「中国にある健康被害のあった健康食品」、いわゆる「脱法ドラッグ」は続々と認定されていますので、ご使用の際には最寄の保険所などで確認された方がいいかもしれません。
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