敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【女性の喫煙と社会進出 】VOL.1

●外交部の報道官・姜瑜氏、格好いいです。

　我が国では禁煙する男性が飛躍的に増え、逆に女性の喫煙率は伸びている状況にあります。実は中国でも男性の禁煙が増える一方、女性の喫煙者が増えています。博詢新聞社が伝えるところによると、女性の喫煙者数は最低でも3000万人はいるそうで、しかも毎年10パーセントのペースで増加し続けているそうです。
　現在、全世界で年間500万人の死亡原因に喫煙が指摘されており、うち中国では40パーセントにあたる200万人が喫煙を理由とした死亡と確認されているそうです。そして2025年には、喫煙による死亡者数は、エイズ、結核、糖尿病、自殺による死亡者数を超えるとする予測データが発表されています。
　中国衛生省心臓血管系疾患予防研究センターの報告によると、女性の喫煙者数増加とともに平均喫煙年齢の低下も指摘されています。平均喫煙年齢は20年前のデータと比較すると、男女ともに5歳も若い20歳から喫煙し始めるそうで、このことは15歳以上の53パーセントの子供が受ける受動喫煙の被害に繋がっています。
　女性が喫煙する理由は、社交辞令や男女平等、ストレス発散といった理由が多いのですが、専門家は「女性は男性よりも精神的にもろいため、精神的な拠り所として喫煙する」と指摘しています。
　また、改革開放によって社会風潮も開放的になり、以前に比べて女性が喫煙しても違和感がなくなったと指摘する専門家もいます。