敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【中国旅行】VOL.1

  にぎやかな春節もようやく一段落し、中国もいつもの喧騒の日々に戻っていることと思います。実はこの時期、骨董ファンにとっては訪中の絶好の機会なのです。その理由は、春節の一週間で散財した人が多く、またお金に困った人たちのおかげで、貴重な骨董品が市場に出回ったり、かなり安く値切られても仕方なく売ってしまう商人が増えるからです。実は私この経験があり、かなり強気で値切っても相手が応じてくれ、欲しい物をずいぶん手に入れました。
  旅行の基本は、「いつ・だれと・どこに・何人で・何日間・いくらで」からまず計画します。次にツアーか個人旅行かを決め、旅行社を決めます。下調べは「旅ワールド放送局」(09・90・50・7700)やインターネットでアクセスできます。中国情報を掲載したホームページもありますので掲載しておきます。
  次に中国書専門の書店や、中国旅行専門の旅行会社などで書籍やパンフレットなどを集めることです。最近のガイドブックは本当に親切になっており、有名な観光地はもちろん、マニアックな人にも役立つ情報まで広く取材され、紹介されています。旅行前に先生や先輩など、訪中経験のある人に取材しておくのもいいでしょう。旅行から帰ってきて「あんないい所、行ってないの?」とか「あんなおいしいもの食べなかったの?」などと言われるのは悔しいものです。
  それから、次に大事なのが「何をしに」です。「なんとなく」といった旅行も大いに結構ですが、やはり見知らぬ土地、国民性や価値観の違いなどから起こるトラブルなどが後をたたないようです。とくに治安の良い国で生まれ育った日本人は、すぐに人を信用してしまいますし、逆に外国人からはお金持ちだと思われています。「簡単に人を信用しない」、「人前でお札を数えない」、「見ず知らずの人からいきなり話し掛けられたら、まず疑え」が鉄則です。