敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【留学日本】VOL.1


●市ヶ谷にある独立行政法人日本学生支援機構

 海外では新学期を迎えるシーズンとなりました。日本は毎年多くの海外からの留学生を受け入れていますが、そのきっかけとなったのは、今から30年近く前の1978年に行われた国連貿易開発会議の席上で、日本が巨額の貿易黒字国であることに対する国際的非難の対応策として、当時の大平首相が「今後10年間で日本への留学生受入を10万人に増やす」と公約したことに端を発します。 そして5年後の1983年、海外からの留学生がようやく1万人を突破するような状況になったとき、当時の中曽根政権が打ち出した「留学生受け入れ10万人計画」に沿って、国が各大学にある宿舎の建設支援を契機に、公・私費による留学生数は毎年増え続け、ついに今年には11万人を突破しました。
 内訳としては中国からの留学生が圧倒的に多く、次に韓国、台湾と、アジア諸国が圧倒的多数となっています。独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の報告によると、在日留学生のうち中国人留学生は8万人を突破し、在日留学生全体の3分の2を占めているそうです。
 今春、前々首相の安倍政権が発足した教育再生会議が目標として掲げた「日本への留学生2025年に100万人」という数字は、同委員が留学生の実態を把握していない表れとして筆者は捉えました。その理由として、最近の留学生は学生の本分である勉強よりもアルバイトなどでお金を稼ぐことに腐心し、なかには犯罪に手を染める例も急増していることを挙げます。
 中国では「留学★★(ゴミ)」という新しい単語が生まれています。外国人留学生の受け入れについては、学位や研究活動にはつながらない専門学校への留学生も含まれます。つまり、基準値を下げて留学生(自称含む)を急増させることになりますし、犯罪者予備軍の増加も考えなければなりません。現在日本で生活している正規の留学生の立場、そして受け入れ側である日本の大学に従事する教育者の質の問題などを直視すると、本末転倒だと言わざるを得ません。
                              
※留学★★(ゴミ)」→★(土偏+立つ)★(土偏+及)