敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【セレブの一人っ子対策「第二子出産ブーム」】VOL.2


●一人っ子、大集合!

 また、最近では「香港に移民して出産しよう」という仲介業者の広告が氾濫し始めました。香港で出産した場合、赤ちゃんは香港籍となるため、中国本土から多くの妊婦が押し寄せ、香港中の産婦人科のベッド数が不足するという問題が起きているほどです。
 現行法では、香港で出産した大陸嬰児は、出生証明書があれば香港永住権が取得でき、11歳になれば香港身元証明も取得できるようになっています。福祉・教育・民主自由は、どう見ても大陸より香港の方が勝っていますから、子供の将来を考えて香港で出産するのも理解できます。
 これに対して中国政府は、法令違反した人に対し、一般市民よりも高額の「課徴金」を科すことで法令違反者を減らそうとしていますが、経済的に余裕のある家庭にとっては、本来第二子出産を抑制するために定めた法律が、逆に第二子出産を合法化する「手段」と化してしまったようです。
 政府当局としては、国家の人口政策の計画が歪むというだけでなく、国家の威信にもかかわる事態として考えているようです。そこで、違反者の公表、税金や社会保障での待遇格差をつけるなど、対策の強化を図っていますが、違反者のなかには多くの共産党幹部の子弟、親族が含まれていることが判明してしまい、国家人口・計画生育委員会担当者の悩みの種となっています。