【小ギャル】 VOL.1
今月号は現代中国若者事情についてお話してみましょう。一昨年西安を訪れた私を最初に驚かせたのは、今や下火になりつつある厚底クツでした。当時は日本で厚底クツを履いた女性が「転倒して亡くなる」というショッキングなニュースがあり、それを機に社会問題化されていただけに、こんな内陸地にまで流行しているのかと思ったものです。
私は仕事柄よく東京出張に行くのですが、最近めっきり見なくなったもののひとつにこの厚底クツとセットとも言える「ガングロ小ギャル」の存在があります。 若者のメッカ「原宿」でも以前ほど目にはつかなくなりました。これには高校生の教祖とも言われる浜崎あゆみによる“美白ブーム”の影響があると思われます。同じ美白でも鈴木その子とは大違いですが…。
さて中国のティーンエージはどうかと言いますと、少なくともガングロは見たことがありません。中国の女性は色白を美徳としますので、「わざわざ手間隙かけて…」にすることはしないのでしょうね。女性はいくつになっても綺麗でいたいもの、これは万国共通でしょう。
大都会上海の最近の小ギャル事情はどうかと言いますと、美に関してはかなり豪華に使うようです。特に若い女性は1に洋服、2に化粧品、3に飲食費と収入の大半を消費するようです。
