敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【剰男剰女】VOL.2

 中国の剰女やキャリア女性と結婚する場合、そのつり合いを考えるなら、「持ち家、自己所有車、社会的地位、高収入」の男性でない限り、恐らく結婚出来そうもありません。彼女たちはキャリアを重ね、自由を謳歌しながらも、古くからの伝統的な結婚観と、現代中国の個人主義にもとづく自由な結婚観と、この双方の間で揺れているのが実態のようです。しかし、両親に対して未婚でいる罪悪感を持つ剰女も少なくないようです。
 そんな剰男剰女たちをターゲットにビジネスチャンスを広げようと、テレビではお見合い番組、地域コミュニティでは剰男剰女を集めたイベントが行われ、さらに春節など祝日期間中には婚活イベントなどが行われるようになっていて、剰男剰女が殺到しているそうです。
 昨年11月、北京西直門西環広場に「婚活スーパー」が出現しました。結婚相手を探すために、独身者が20元(約244円)の会費を払って会員登録すれば、棚に公開された「性別、年齢、収入などの個人情報」を元に気に入る相手を探せるようになっているそうです。
 なお、管理者へ連絡して、お見合いを手配してもらうと、100元(約1,220円)の費用を払ってチャンスを待つシステムになっているそうです。このような剰男剰女たちには、あたたかい家庭に包まれたホントの幸せを考えてもらいたいなと痛切に思います。
 余談ですが、「剰女」は別名「3S女」とも呼ばれているそうで、「Single:独身、Stuck:つっかえている、Seventies:1970年代生まれ」の省略形だそうです。
 くれぐれも筆者が言ったのではありませんので、独女の皆様方、よろしくお願いします。