敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【開襠袴(尻割れパンツ)】VOL.1


● 開襠袴とセクシーな「肚兜」

 中国に出かけると、「開襠袴」と呼ばれる股が割れたズボンを見かけることがあります。よちよち歩きし始めた幼児に直接穿かせるのですが、用を足すとき、その場でしゃがめば「パカッ」と開くので、非常に経済的、かつ合理的なパンツと言われています。しかも、真冬でもお構いなしのお尻丸出しですので、初めて見た人は衝撃的だと思います。
 メリットといえば、開襠袴で育った子供は排泄の兆候を察知出来るようになるので、結果的にオムツ離れが早いそうです。そして、中国では子供連れだと笑顔で話しかけられたり、レストランでは一品多くサービスされたり、景品の風船を貰えたりと、何かとお得なことがあるようです。また、子供が泣いても暖かい目で見てくれるなど、子供連れへの配慮が多いため、子育てし易い環境にあるとも言われています。
 しかしながら、幼児は所構わずおしっこやウンチをしてしまいますし、最近の親は、そのような事態になっても、そのまま放置するという問題が表面化しています。さらに開襠袴は子供の尊厳を無視していると批判する人権主義者や、衛生や健康的な問題にも言及する人まで現れているため、開襠袴の下にオムツや下着を穿かせる親も増えてきているそうです。
 幼児の衣装と言えば、日本でも金太郎ルックが流行した頃がありましたが、中国でも同様に背中の空いた伝統的下着「肚兜」を着せられている幼児を見かけます。「馬到成功」や「吉祥如意」など吉語を刺繍したものや、避邪(魔除け)のために真っ赤な生地で作られた「紅肚兜」もあります。
 次号では、開襠袴から派生するちょっと「驚きの話」をご紹介したいと思います。