敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【電脳】 VOL.1

 中国では市場経済の浸透に伴って、迅速なる情報交換のための通信機器として、携帯電話やパソコンの普及が驚異的な浸透を遂げています。中でも情報の国際化とも言うべきインターネットは、社会主義市場経済が急速に進む中国において、今や必要不可欠のものになりつつあります。
 1995年に中国郵政省が商用インターネットサービスを開始して以来、インターネットの普及率は飛躍的な成長を遂げ、現在ではインターネット人口がすでに1000万人を突破したと報じられていますが、このインターネットの漢字表記は「互聯網絡」と意訳されたり、「英特網」と音訳+網と表記されたりしておりました。 どちらの表記が市民権を得るか楽しみにしていたのですが、一昨年中国科学技術名詞審査委員会によって「因特網」という定訳が発表され、いまでは定着しております。
 そういえばWINDOWSもはじめは英語表記されていましたが、今では「視窓」という意訳が主流となっております。因みにマッキントッシュの発売元であるアップル社は苹果(ピングォ:りんご)社と直訳されております。
 ところでインターネット利用者のことは中国語で「網民」といいます。ですからネット仲間は「網友」となります。私は常々コンピューターを「電脳」と意訳したのは当を得た表記だと思っていたのですが、先ごろ「INTERNET電脳之家」というコンピューター雑誌の創刊を知り、その雑誌の中では外来語をそのまま表記する傾向も出てきたようです。
 こうした事情から、中国の最も標準的な国語辞典とされている「現代漢語字詞典」には、最近FAX(傳眞)やCPU(中央処理器)やROM(只読存儲器)などの外来語が初めてローマ字で登録されました。
 その他にも外来語であるパソコン用語の漢字表記には面白いものがあります。次号ではその辺りについてお話します。