【中国式おみくじ「神筈」】VOL.2
● 神筈
中国のおみくじは「神筈(しんばえ)」と言います。以前、横浜中華街で見たのですが、占いたい内容が仕事運なら「関聖帝君」、恋愛運なら「観音菩薩」がいいとされています。 中国式(神筈式)おみくじにおいて神筈を引くには、まず心の中で「住所・名前・生年月日・願い事」をつぶやき、本殿内の供物台に供えられた「筈桶」を振り、中に入った串のような棒を一本出します。 次に2個の三日月形の神具「神筈」を投げ、2個が「表(陽)・裏(陰)」の組み合わせになれば正しい籤とされ、棒に書かれた番号のザラ紙「籤」がもらえます。両方とも表(陽)か両方とも裏(陰)の場合は、もう一度おみくじを引き直すところからやり直しとなります。何回も何回も繰り返すのはいけないので、その場合は日を改めるのがよいようです。 籤には「大吉・上吉・上上・中吉・中平・下下」があり、上半分が七言律詩で今後の運勢を古文で書かれています。日本人はさっぱり分からないと思いますが、古文なので中国人でもすぐに意味を理解できる人はそんなに多くないでしょう。