敬天齋主人の知識と遊びの部屋

敬天齋主人の知って得する中国ネタ

【六十干支】VOL.2

●【10干】 甲(こう)*4 乙(おつ)*5 丙(へい)*6 丁(てい)*7 戊(ぼ)v8 己(き)*9 庚(こう)*0 辛(しん)*1 壬(じん)*2 癸(き)*3
● 年号÷10で、割り切れず余った数字が干

【12支】) 子(し・鼠)*4 丑(ちゅう・牛)*5 寅(いん・虎)*6 卯(ぼう・兎)*7 辰(しん・龍)*8 巳(し・蛇)*9 午(ご・馬)*10 未(び・羊)*11 申(しん・猿)v0 酉(ゆう・鳥)*1 戌(じゅつ・犬)*2 亥(がい・猪)*3
● 年号÷12で、割り切れず余った数字が支  

 また十二支は方角や分野を表す文字だったようです。後に西方から伝わった「十二禽獣説話」と結びついて「子、丑、寅…。」などという動物名で呼ばれるようになりましたが、元来これらの文字に動物という意味や発音があるわけではありませんでしたが、憶えやすくするため身近にいる動物を用いたようです。   我が愛する阪神タイガースの本拠地「甲子園球場」が作られたのは1924年(大正13年8月1日)です。この年は奇しくも、いやいや十干最初の「甲」と十二支最初の「子」が60年ぶりに出合う縁起のいい年ということから、付近一帯を「甲子園」、また球場を「甲子園球場(当時は阪神大運動場)」と名付けたのです。
  全くの余談ですが、8月1日は筆者の誕生日でもあります。 さらに余談になりますが、この六十干支による日数表示は、殷代以降今日に至るまでの約四千年間、一日の狂いもなく正確に数えられています。そのため中国・日本・朝鮮など東南アジアの諸国においては、時代や国によって暦法が変わっても、この干支を調べることによって日付を確定することができることから、天文学の第一級資料とされているのです。
  一例として筆者が生まれた1961年を上図の算定方法で計算しますと、干は余り1なので「辛」、支は5なので「丑」、つまり辛丑八月になります。
  皆さんもご自分の生まれ年を六〇干支で算出してみてください。